1: ============================================================================
2: ■■■T-Kernel 2.0ソースコードパッケージ Ver 2.02.00 修正箇所 2015/06/17
3:
4:
5: ■T-Kernel Ver 2.02.00 修正箇所
6:
7: 本バージョンでは、以下の観点から、ディレクトリ構成やドキュメント構成の変更を
8: 含めた、全体的に大幅な修正を行っています。
9:
10: - 全体の構成を判りやすく整理。
11: - 不要箇所や未使用箇所の削除。
12: - バグや誤植などの修正。
13:
14:
15: ----
16: ■ ソースコードの修正
17:
18: ○ 全般的な修正点。
19: - 字句の間違いの訂正。
20: - CONST 宣言の追加。
21: - キャスティングの追加(コンパイル時警告回避)。
22: - bms_printf, BMS_DEBUG_PRINT を tm_printf, TM_DEBUG_PRINT に変更。
23: - Makefile に clean_install の処理を追加。
24: - libstr の修正に伴ない、MEMCPY などの大文字の関数名に変更。
25:
26: ○ tkse ディレクトリを削除。
27: - ビット操作、キュー操作の関数は、新規に追加した libsys に移動。
28: - strchr.c, strcasecmp.c, abs.c, div.c, ffs.c, memset_w.c は未使用
29: のため削除。
30:
31: ○ drv ディレクトリを削除し、driver ディレクトリに統合。
32: - 全デバイスドライバのビルド用に driver/build ディレクトリを追加。
33:
34: ○ config ディレクトリの launch-ramkernel を削除し、src に統合。
35:
36: ○ drv や lib/libsvc ディレクトリに分散していた SVC I/F ライブラリの
37: 自動生成用の perl スクリプトを、etc/sysdepend/cpu/em1d/* に移動。
38:
39: ○ include ディレクトリの主な修正点。
40: - ctype.h は対応していないため削除。
41: - libstr.h:
42: libstr の修正に伴ない、関数名を tkl_xxxxxx に変更。
43: MEMCPY などの大文字の関数名の tkl_memcpy などへの define を追加。
44: tkl_ なしの memcpy などの関数名を使用可能とするための定義を追加。
45: #define use_libstr_memcpy_implicit 1
46: #define use_libstr_func_as_std 0
47: - tkse/ を削除。
48: tcode.h: include/tcode.h に移動。
49: bitop.h: include/sys/bitop.h に移動。
50: stdlib.h, extension/*: 未使用のため削除。
51: - tk/
52: typedef.h: BOOL 型を INT から UINT に変更。
53: - sys/
54: segment.h: PINFO、DiskInfo を削除。
55: ssid.h: SERIAL_SVC/PRI, H8IO_SVC/PRI を追。
56: util.h: PINFO、CheckSpaceXXX() を削除。
57: - device/
58: em1d512_iic.h: em1d512_iicspi_svc() を追加。
59: kbpd.h: PNT を追加。
60: h8io.h, share.h: 未使用のため削除。
61: - tm/
62: tmonitor.h: tm_vprintf(), tm_vsprintf() を追加。
63:
64: ○ monitor ディレクトリの主な修正点。
65: - libstr なしで単独リンク可能とするため、cmdsvc/src/string.c を追加。
66:
67: ○ lib ディレクトリの主な修正点。
68: - libsys/ を追加。
69: ビット操作、キュー操作関数: tkse/、kernel/tstdlib から移動
70: syslog.c, logmask.c: 追加。
71: - libstr/
72: 関数名を、先頭に tkl_ を付けた tkl_xxxxxx に変更。
73: libstr.h 内の定義により、tkl_ なしの関数名(weak alias)も有効。
74: strtol() は、tkl_strtoul() に変更。
75: bzero(), strncmp() は未使用のため削除。
76: 全体的な高速化。
77: - libdrvif/
78: gdrvif.c: バグ修正
79: - libsvc/
80: src/sysdepend/include: 削除 (include/sys/svc/* を使用)。
81: build/em1d/*.pl: etc/sysdepend/cpu/em1d/*.pl に移動。
82: - libtk/
83: bchkspc.c, bchkspc2.c, bchkspc3.c: 未使用のため削除。
84: - libtm/
85: tm_printf.c: tm_vprintf(), tm_vsprintf() を追加。
86:
87: ○ kernel ディレクトリの主な修正点。
88: - usermain、usermain_drv ディレクトリを削除し、sysmain/src に移動。
89: - sysmain での Make 実行ですべての Make が行われるように修正。
90: - tstdlib/ を削除。
91: libsys (include/sys/bitop.h) のビット操作関数を使用。
92: tstdlib_bitXXXX() の呼び出しは、すべて BitXXX() 呼び出しに変更。
93: - klock.c: バグ修正
94: - deviceio.c: 不要な判定処理を削除
95:
96: ○ perl の所在を /usr/local/bin/perl から標準の /usr/bin/perl に変更。
97:
98:
99: ----
100: ■ 開発環境の更新
101:
102: ○ Cygwin のパッケージを Ver.1.7.7 から Ver.1.7.17 にバージョンアップ。
103:
104: ○ Eclipse のプラグインを改善。
105: ・te_vcom の性改善などの細かな修正。
106:
107: ○ gterm を Ver.2.48 から Ver.2.51 にバージョンアップ。
108: ・Eclipse 対応などの細かな修正。
109:
110: ○ QEMU に関する修正点。
111: ・不要なデバッグメッセージの削除。
112: ・Linux 版の実行モジュールを追加。
113: ・ディレクトリ構成の整理。
114:
115: ----
116: ■ 資料の更新
117:
118: ○ T-Licenseをバージョン2.0からバージョン2.1に更新
119: TEF000-218-150401.pdf
120:
121: ○ 分散していて重複もあり判りにくかった資料を HTML 形式の資料に統合。
122: ○ 判り易くするために図版を追加。
123:
124: 従来: ReadMe(_en).txt
125: srcpkg/doc/ja/*.txt
126: srcpkg/doc/changelog/ja/Ver*.txt
127: hardware/tef_em1d/doc/ja/target.txt
128: emulator/tef_em1d/readme(_en).txt
129:
130: 今回: index.html ( doc/ja/* を参照 )
131:
132:
133: ----
134: ■ その他
135:
136: ○ srcpkg/bin に入っていた、生成済みバイナリは不要のため削除。
137:
138:
139: ============================================================================